2025.08.01

ウィスコンシンの視察へいきました!

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7/13-7/20の一週間、お客さんと6名でアメリカへ農場視察に行ってきました。ウィスコンシンと北海道は似ているのだろうと想定していましたが、個人的感想としては、違いました。今回、実際にアメリカの地で感じた違いや意外だったことを、いくつか書き残します
1.暑熱対策
気温は夏で30-35℃くらいだが、湿度は低い。なのに、飼槽やホールディングの水かけ設備はばっちり稼働していた。扇風機もしっかり動いていた
2.ゲノム検査を使う農場が少なかった
今回みた700頭以上の農場ではほとんどゲノム検査をしていなかった。しかし、後継牛は必要分のみとして、残りの牛からは肉用子牛の生産をするという考えは日本と同じであった。更新率は30-40%くらい。
成牛のホル判別を付ける牛の選定は、基本的には両親平均を活用していた、個体乳量をはかるセンサーを付けていない農場もあり、成牛の個体データがない場合もあるためなのかもしれない。
3.搾乳パーラーに人が少ない
いろいろな事情があると思うが、40頭ダブルで搾っている人は4人、12頭ダブルであれば1人、というような感じです。それでも、搾乳時間の延長は起きておらず生産性の高い搾乳作業でした。ポイントは、平均のミルクフローが速いことと、牛を無理やりパーラーに入れる作業の少なさ、一定の作業を繰り返すという点かなと思います
もちろん、ディッピングや前搾り、ふき取りの工程はちゃんとやっていました
4.乳房炎治療が少ない(ほとんどいない)
ベット環境が砂や戻したい肥のディープベットである農場が多く、牛がきれいだったことやストールサイズが小さめでベットの上に糞便がのるようなベットは少なかったです
出荷乳の体細胞も7万-11万というような牧場でしたから、すべてがこの管理なのかはわかりませんが、そういうレベルを日本でも農家さんと一緒に目指したいです
5.繁殖成績が良い
妊娠率は30-40%、受胎率55%くらいでした
判別精液の受胎率がおもった以上に高かったです
ダブルオブシンク、またはプレシンクオブシンクで初回授精を行い、VWP70-80日くらい農場でした
3回搾乳だから平均乳量も45kg-50kgなのだろうと思うところもありましたが、繁殖の良さも影響しているだろうと思いました

一部しか紹介できませんが、こんな感じです
参考にしていただければと思います。うちの会社に入って5年目となり、農場さんと様々な仕事をさせていただいているタイミングで、アメリカに行けたということが自分にとっては運命的だったと感じ、感謝しています。コンサルタントとしての姿勢やかかわり方、酪農にかかわるディーラーさんのことも含めて、たくさん見えてきたものがありました。農家さんたちが、10年後、20年後、30年後に描く未来を一緒に見ながらかかわっていき、一緒に挑戦していけたらなと思います。                                                                  塩倉

北海道紋別郡湧別町芭露450-3

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