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INTERVIEW

塩倉 悠靖

酪農コンサルタント

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適切な課題解決方法を提案するのは大変ですが挑戦し甲斐があると思います

― 主な業務内容を教えてください

牛群管理を通して、農場の現状を把握するとともに農場の課題を発見し、改善方法を提案することで農場の方々に価値を提供することです。

― 酪農の仕事を選んだ理由を教えてください

祖父母が幼少期に酪農業をしており、そのころから牛をのんびり眺めるのが好きだったことと、父が産業動物獣医師で、私が物心ついてからほとんど休むことなく、元気に毎日働いていた姿に憧れを抱いたことが酪農の仕事に就いた理由です。
酪農コンサルタントは、牛群管理を通して牛が病気になる前の予防の段階で農場の方々と関わることができ、病気や農場の問題を減らすために注力します。このことは牛と農場の方々の両方にとって快適な環境を作ることにつながると考え、この仕事をしたいと考えました。

― 仕事のやりがいや、うれしいと感じたことは何でしょうか?

やりがいは、農場の求めていることが多種多様であることです。農場の経営目標、規模や設備、従業員の数、牛の病気の種類やエサの内容など、牛たちを取り巻く様々な条件を農場ごとに把握し、適切な課題解決方法を提案するのは大変ですが挑戦し甲斐があると思います。現状は何も出来ない歯がゆさを感じていますが、上司や農場の方など関わる全ての方から多くのことを指導いただき、経験して学べる環境に身を置けたことがうれしいです。

― この仕事で一番大変だと思うことは何でしょうか?

ベースとして知るべき知識が多様である上に、教科書通りのことが現場で起きるわけではないことが大変だと思います。このような状況の中で、私たち酪農コンサルタントは牛群としてだけでなく一頭一頭の牛を評価し、改善方法を柔軟に変えていく必要があると思います。農場の方とのコミュニケーションを重ねて改善計画を練って行動し、それを評価し改善していく。これを実践するのが大変だろうと思います。

― 今後の目標や挑戦したいことを聞かせてください

まずは、基本的な業務である繁殖検診や蹄の治療を素早く正確にできるようになりたいです。私は、牛が快適そうにベッドに寝ている姿が見えると嬉しい気持ちになります。今後は、牛たちが快適に過ごせるような牛舎設計、牛が健康に暮らせるようなエサづくり、農場の方が快適に仕事できる環境づくりをするには何が必要か、どんなことを注意すればよいのか、自分の目で見て考えていきたいと思います。

― 休日の過ごし方をお聞かせください

フットサルと読書をするのが好きです。友達とドライブやキャンプにも行ってみたいです。冬にはスキー場に行きたいです。

― これから酪農の仕事を目指す学生にひとことお願いします

農場には農場の方々の他に、牛乳を集めに来る人、削蹄師さん、授精師さん、獣医さん、エサ屋さんなど、いろいろな仕事の人がいます。酪農にかかわる仕事はたくさんあります。牛が好きな人は、様々な形で農場の牛たちと関わることができると思います。様々な仕事が出会う農場という交差点で、みんなといい農場を作っていけたらいいなと思います。

先輩社員インタビュー

北海道紋別郡湧別町芭露450-3

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