2018.02.28
2月10~12日、大分別府で開催された平成29年度日本獣医師会獣医学術学会年次大会(大分)に参加してきました。牛の蹄病に関する教育講演「趾皮膚炎に関連した難治性蹄病を考える」の中で、現場での症例報告として日々私たちが向き合っているNHCL(Non-healing Claw Lesion)を紹介してきました。
この病気は2011年頃から海外で報告され始めた新しい蹄の病気で、趾皮膚炎の原因菌であるTreponemaが真皮に感染拡大したものと考えられています。私たちも最近3年くらいの中でその発生の増加を感じており、最も治すことが難しい蹄病です。
2016年に経験した29例では83%が治癒となり、治療回数は中央値で3回、治療期間は中央値17日間でした。その後の長期的観察において半分が治療終了後317日までに淘汰されていました。
この蹄病のリスク因子は、①牛群の趾皮膚炎の流行、②跛行牛の治療の問題(開始の遅れ、治療方法)、③過削蹄、④過剰な摩耗を起こす環境・管理、だと考えられています。農場でのフットケアの見直しを私たちに訴える病気なのかもしれません。”Non-healing”ではなく”Normal-healing”にしたい!(Karl Burigi氏とのコミュニケーションから)。
2018.02.22
先週の2月15日(木)に北海道大学で行われた北海道牛受精卵移植研究会にシンポジストとして参加させてもらい、これまで3年弱実施してきたゲノムテストの取り組みを紹介する機会となりました。タイトルは「酪農現場から見たゲノムデータ」です。
2015年よりホルスタインのメス牛をアメリカのゲノムテストを使って遺伝能力を調べてきました。メス牛なら1頭約1万円で検査を受け付けております。
いままで1000頭以上のメス牛のゲノムテストを行ってきましたが、GTPIの高い牛から低い牛までおおきなばらつきがあります。平均で1822でしたが、高い牛は2700以上、低い牛は1000しかありません。一般的な(?)酪農家では1700前後の牛が多いように感じます。
酪農家ごとでのばらつきも大きく、AI事業体の交配プログラムを使っている方がGTPIの高い牛を多く飼っている傾向があるようでした。特にE農家は長年交配プログラムを利用していることの成果が一目瞭然です。
多くの人が興味があるのは、ゲノムの高い牛は本当に良い成績を出すのかという点だと思います。
上の3つのグラフは、ゲノムデータの乳量評価値と、Pedigree index(PI: 父牛の育種価と母系祖父牛の育種価から算出されるもの;血統情報)、母牛の305日補正乳量それぞれを横軸に、縦軸を本牛の初産時305日乳量としてプロットしたものです。これは1つの大規模な酪農場の初産牛のデータです。
実成績を一番予測できていたのがゲノムデータで、次にPedigree index、そして母牛の乳量が最もあてにならないものだという結果が出ました。血統情報や母牛の成績よりもゲノムを調べた方が、その牛の能力をより推定できることがこのグラフから分かります。
もう一つ紹介するデータは、死産率です。ゲノムの死産率が9を超える牛は実際の死産割合が異常に高いです。一方、Pedigree indexの死産率が高くても実際の死産率は高くありませんでした。このグラフを見て、ゲノムテストを使って死産率を減らす可能性の大きさを感じませんか。
発表スライドの一部を抜粋して紹介しました。
2018.02.01
湧別町の風景をドローンで空撮した写真です。
いかがですか?きれいでしょう。
上に見えるのはサロマ湖で、国内で3番目に大きな湖です。
この街に住んでもう20年以上が過ぎましたが、サロマ湖の美しさは私の宝物の1つです。
春は、芝桜やチューリップが彩り、
夏は、雄大な自然の中でアウトドアアクティビティが楽しめ、
秋は、サンゴ草でサロマ湖が赤く染まり、
冬は、凍った湖面に出て魚釣りでにぎわいます
もぅ一つ大事なことを忘れていました。
ここには、ホタテ、シマエビ、牡蠣といった美味しい味覚が盛りだくさんです
そんな四季を楽しむことができる町です。
2018.02.01
当社のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
当社のサービスであります、酪農コンサルタントの仕事をもっと知っていただきたいという思いと、
私どもの知識やスキルを広げ、地域の方や酪農業界に貢献できればということから、ホームページを公開していろんなことを発信していこうと思っています。
初めてのことでまだまだ不慣れではございますが、少しでも皆さまのお役に立てればと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。