主要業務である繁殖検診、蹄病治療のほか、農場でのミーティングや勉強会、搾乳立会、受精卵業務、ゲノムテストなど多岐に渡ります。
父が開業獣医師のため酪農業は比較的身近な存在でしたが、大学入学当時は小動物臨床に進むつもりでした。学年が進むにつれ、父から話を聞いたり実習に行ったりする中で酪農に魅力を感じると共に、自分が今まで生活してこられたのは、年中無休で働いてくれた父と酪農業のおかげなので、この業界の力になりたい!と思うようになったのがきっかけです。「獣医師免許が無いと仕事が出来ない獣医師」ではなく「獣医師免許を利用して仕事をする獣医師」になりたいという考えがあったため、一般診療を業務にせず牛群管理業務を行っている日本でも珍しいこの会社への入社を決めました。
農場の力になれていると感じたときです。そういった機会はまだまだ少ないですが、ミーティングや勉強会の中でプレゼンしたときに「さっきの説明分かりやすかったよ」なんて言って頂けた時は、遠軽芭露線をスキップで帰りたいくらい嬉しかったですし、もっともっと頑張ろうと思えました。また入社時は何も出来なかったですが、上司に指導して頂くことで、少しずつ出来ることが増えていくことにもやりがいを感じています。
豊富な経験と知識を持たれている農場の方々に技術や役立つ知識を提供することです。質問に対してその場で即答出来ないことも多く、もっともっと勉強しないとなぁと日々反省しています。他には、似たようなトピックを別の農場で話をする時、農場によって話の進め方や話し方を変えるプレゼン技術も難しいと感じます。
目標は「とりあえず安田に聞いてみるか」とお客様に思って頂けるようになることです。挑戦したいことは飼料設計などエサに関わる業務です。
調べものをしたり、飼っている金魚をボケーっと眺めたり、遠軽町丸瀬布の森林で癒されたりしています。
どの職業も素敵なのは間違いないですが、個人的に「食」に関わる職業は特に素敵だと思っています。酪農業については、酪農がなければ風呂上がりの牛乳も、ウイスキーのつまみにチーズをかじることも、クリスマスや大切な人の誕生日にケーキを楽しむことが出来ません。授乳に悩むお母さんも粉ミルクで大助かりです。生き物相手なので大変な仕事ではありますが、とても魅力的な業界だと思います。